2014-09-21 ノルベルト・フライ編「過ぎ去らぬ過去との取り組み　日本とドイツ」 ノルベルト・フライ編「過ぎ去らぬ過去との取り組み　日本とドイツ」を読んでいる。日本とドイツの過去清算について、それぞれ日独の研究者やジャーナリストが執筆。過度のドイツ賛美にも日本批判にも陥らない、落ち着いた内容で好感。 　この本が私の過去のツイート、見解を大きく修正するものではないが、（もっともドイツ人の過去清算への自己反省、という点は大きく間違っていたようだ）全体的なトーンとしてドイツに厳しい反面、日本には甘かったような気がする。自分の中に、単純なドイツ賛美と日本批判があふれていたことへの反発も、あったのだろう。（もちろん日本では鳴りを潜めたが、韓国や中国、欧米などではまだまだ根強い）しかし相対的に日本よりすぐれている点は、認めるべきだよな・・・。 　ドイツのどこがすぐれているか。具体的にいえば、強制