4月8日にファーストリテイリングが明らかにした決算リポート(2015年8月期中間期)によると、海外事業は明暗が分かれているようだ。 グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国については「計画を上回る大幅な増収増益」、東南アジア(シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシア)、欧州(英国・フランス・ロシア・ドイツ)が「ほぼ計画通りの増収増益」とある。その一方、米国市場は「業績は計画を下回り、赤字幅が拡大」、4店舗を展開するオーストラリアは「初の春夏商売により販売が苦戦、赤字」だ。 ユニクロがオーストラリアに進出したのはちょうど1年前。「販売が苦戦、赤字」の理由はどこにあるのか、現地店舗を取材して考えてみた。 オーストラリアでも日本式の接客