麻薬に似た幻覚症状や興奮作用がある脱法ドラッグのインターネット上での販売を規制するため、厚生労働省が販売業者のホームページ(HP)の監視・指導に乗り出したことが13日、同省への取材で分かった。脱法ハーブが若者を中心に広まり、健康被害が相次ぐ中、ネット販売の規制が必要と判断した。6月から始め、HPを見られなくするための行政指導は約2カ月間で数十件に上るという。 監視指導・麻薬対策課がネットを監視。内容から脱法ドラッグを販売していると判断した場合、プロバイダー(接続業者)に販売業者に割り当てているURLの削除や使用停止により、HPを閲覧できなくするよう文書で指導する。業者は「当商品はお香として販売しています。薬事法の対象成分は含まれていません」などとうたって販売。厚労省は、さまざまなキーワードを手掛かりにHPを発見している。ただ、指導に強制力はなく、海外のプロバイダーを使っているHPの規制は難
枝野幸男経済産業相は7日の閣議後会見で、2030年時点の総発電量に占める原発比率について、「ゼロにすることは選択肢の中に入っており、当然実現可能だ」と述べた。「段取り、やり方を間違えなければむしろ経済にプラスだ」とも強調した。 経産相は原発ゼロを目指した場合の利点として、「再生可能エネルギーや省エネルギーの普及を急ぐほど内需が発生する。技術面などで国際競争力も高まる」と説明。原発をやめれば国内産業の空洞化が進むとする経済界の意見に対して、「私はそうは思わない」と強調した。 一方、「(脱原発にせよ原発維持にせよ)どの選択肢を選んでもハードルは高い」とも述べ、選択肢の絞り込みに向け、世論を見極める考えを改めて示した。
埼玉県狭山市の市立入間川中学校(川那子文雄校長)の25メートルプールを囲む有刺鉄線が切断され、300~400匹の金魚が投入されていたことが7日、同校や狭山署への取材で分かった。 週末に市内や近隣自治体で祭りがあったことから、狭山署は夜店で売れ残った金魚が捨てられた可能性もあるとみて、建造物侵入と器物損壊の疑いで調べている。 同校によると、6日午前、登校してきた水泳部員らがプールで金魚が泳いでいるのを発見。周囲の有刺鉄線2カ所が切断され、金魚を運んだとみられる大きなポリ袋も見つかったという。 金魚は生徒らが回収を続けて持ち帰っているが、川那子校長は「生命尊重の観点からも問題だ。プールの水を入れ替えると予定外の出費になる」と困惑していた。
水素爆発に右往左往する職員。東京電力本店に乗り込み、職員を怒鳴り散らす菅直人首相(当時)-。東電が6日、公開した社内のテレビ会議映像からは、事故直後の緊迫した状況が浮かび上がった。しかし、東電の全面撤退問題や海水注入をめぐる経緯など、事故検証で問題視されている部分の映像は音声がなく、真相は謎のままとなった。(原子力取材班) 昨年3月14日午前11時1分。福島第1原発の免震重要棟に置かれた緊急時対策本部の映像が激しく揺れる。席から立ち上がり右往左往する職員。 「本店、本店、大変です、大変です。爆発がいま起こりました」 口早に状況を報告する第1原発の吉田昌郎所長(当時)。本店からは次々と指示が飛ぶ。「現場の人の退避!」「緊急に関係箇所に連絡して!」 テレビ会議映像には、3号機が水素爆発した際、対応に追われる現場の混乱した状況が残されていた。 一方で、東電の全面撤退問題や海水注入問題に関わる部分
東京電力が6日公開した福島第1原発事故直後からの社内テレビ会議の録画映像。一部映像には音声も残されており、大声が飛び交う現場の生々しい様子が克明に記録されていた。◇ 公開された映像から判明した主なやりとりは以下の通り。(肩書は当時) イラ菅 《震災翌日の平成23年3月12日午後11時。音声付きの映像は、官邸中枢からの指示に困惑する東電幹部の様子から始まった。事故直後から官邸に派遣されていた武黒一郎フェローが本店に戻って会議に加わり、こうぼやいた》 武黒一郎フェロー「大体まあ、首相補佐官とか副長官みたいな人が事前の仕切りをするんですね。ご承知のように、民主党政権は若い人たちがそういう役になってますから。『イラ菅』という言葉があるけれども、あれから比べると吉田さん(吉田昌郎福島第1原発所長)のドツキなんてものは、かわいいものだと思いますけど」 《官僚らを強圧的に怒鳴り上げる姿から付いた菅直人首
米大統領選の共和党候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事は、日本による環太平洋連携協定(TPP)交渉参加について「現時点で支持しない」方針であることが分かった。ロムニー氏の報道担当者が4日までに、共同通信の取材に対し明らかにした。 参加を支持しないのは、日本の市場開放に懐疑的で、現参加国による交渉が長引くのを懸念しているため。11月の大統領選の結果次第では、日本の交渉参加が一段と難しくなる可能性がある。 報道担当者によるとロムニー氏は、自動車や農業など日本市場の確実な開放に向けた交渉が合意に至るまでには「時間がかかる」として、現時点で日本を交渉に加えることに慎重な見方を示した。その上で、TPPについては「現在の交渉参加国で、できるだけ早期に妥結すべきだ」と主張した。(共同)
ロンドン五輪会場で販売されているすしは頼まなくても“サビ抜き”で、逆にしょうゆは泣いて頼んでも出てこない。こうしたケースが現地で大不評を買っていることが1日(日本時間2日)、サンケイスポーツの取材で分かった。すしを例にとれば、わさびやしょうゆの製造元が大会スポンサーになっていないため出せないのが理由という。世界から訪れた観客や地元消費者団体は、過去に例のない厳しすぎる“非スポンサー企業”の締め出しに猛反発している。(サンケイスポーツ) 「すしにしょうゆは常識だろっ!」 日本からの観客はもとより、青い目をした欧米人でも思わず文句を言いたくなる非常識が、ロンドン五輪会場では常識でまかり通っている。 すしの納入業者によると、今大会のスポンサーになっていない企業による物品販売を取り締まる通称「ロゴ警察」が、しょうゆの袋に“非スポンサー”の企業名とロゴが入っていると指摘。違反すれば2万ポンド(約24
長野2区選出で民主党衆院議員の下条みつ防衛政務官からパワハラを受けてうつ病になったとして、私設秘書だった名古屋市の男性(37)が国に労災認定を求めて、名古屋地裁に提訴したことが、2日までに分かった。 元秘書によると、2007年1月から私設秘書として支援者回りなどを担当していたが、月80~90時間の残業を強いられた上、ミスの度に「殺すぞ」「埋めるぞ」などの暴言を吐かれたという。幻聴が聞こえるようになるなど精神的に不安定になり、3月にうつ病と診断され事務所を辞めた。 元秘書は09年8月に松本労基署に労災を申請したが「暴言の事実は確認できなかった」として認められず、審査請求と再審査請求も退けられたため、提訴に踏み切った。
いじめ問題に対応するため文部科学省が1日設置した「子ども安全対策支援室」。4年前からいじめ自殺の再発防止策を文科省へ繰り返し要望してきたNPO法人は「一歩前進」と評価しつつ、「実効性のある対策を取れる組織にしてほしい」と訴えた。 いじめで自殺した子供の遺族らでつくる川崎市のNPO「ジェントルハートプロジェクト」は平成20年、いじめ自殺などが起きた際に背景を調べるアンケートを文科省に提案した。文科省はほぼ原案通り採用し、大津市でも活用されて多くの情報が明らかになった。 だが、アンケートからは「(被害者の)ご家族にも報告することをご理解ください」との記述が削除されており、小森美登里理事(55)は「最も大事な部分が削除された」と批判する。 文科省は「アンケートで得られる情報は伝聞や臆測などが含まれており、一般や遺族の方にそのまま公表するのは好ましくない」と説明するが、小森さんは「公表しないことが
ロンドン五輪の選手村で無料配布されている史上最多15万個のコンドームが、開幕わずか5日目で早くも品薄状態になっていることが31日、分かった。支給している英最大手のコンドームメーカー、デュレックス社では追加支給を検討。観客席に空席が目立つことで組織委員会がやり玉に挙げられているのも何のその。選手村は“夜の大運動会”も盛況のようだ。(サンケイスポーツ) 204カ国・地域から約1万500人が参加するロンドン五輪。1992年のバルセロナ大会から始まったとされる選手村でのコンドーム無料配布だが、今回は史上最多の約15万個が用意されたにもかかわらず、27日の開幕からわずか5日目にして、一部で品薄状態になっているという。 2000年シドニー大会では7万個が1週間で底をつき、2万個を追加された。10年バンクーバー冬季大会では当時史上最多の10万個が用意されるなど、大会規模に伴い数が上昇してきた。 今回は単
同居していた全盲男性(40)のキャッシュカードを盗んで銀行預金約270万円を引き出したとして、警視庁巣鴨署が、窃盗の疑いで、米ミズーリ州の大学に留学する大久保亮容疑者(22)を逮捕していたことが31日、同署への取材で分かった。 同署によると、被害男性は視覚障害者によるサッカーの普及促進を図る「日本ブラインドサッカー協会」(東京都)の元副理事長。大久保容疑者は健常者で、同協会の学生インターンとして国際大会のPRなどを担当していたという。調べに対し、容疑を認めている。 逮捕容疑は昨年9月~今年5月、都内のマンションで同居していた男性の財布からキャッシュカードを盗み、コンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で計16回にわたって現金約270万円を引き出したとしている。
1968年のSF映画『2001年宇宙の旅』を現代社会で宣伝するにはどうしたらいいか、という問題意識のもと、派手なハリウッド超大作風にリメイクした予告編が制作された。オリジナルの予告編と比較してみよう。 マイケル・ベイが監督する、3Dの派手なハリウッド超大作風にアレンジされた『2001年宇宙の旅』を想像してほしい。 マッシュアップの名人である「ChugsTheMonkey」が、スタンリー・キューブリックが1968年に制作した名作SF映画『2001年宇宙の旅』を、アクション映画風にした予告編を作成した。 「Film School Rejects」ブログの依頼で制作されたこのパロディー作品は、ビートの効いた大音量のサウンドトラックと、集中力がない世代向けの、超高速の場面転換が特徴だ。 「キューブリック監督の思索的なSFは素晴らしいが、現代社会でこの作品を広告しようと思ったら悪夢だろう」と、Fil
半導体の製造に欠かせない露光装置で世界2位のニコンが、最大手のオランダASMLに一気に引き離されかねない危機にさらされている。より微細な加工を可能とする次世代露光装置の開発に向け、ASMLが半導体最大手の米インテルと手を組むことを決めたからだ。さらに、ASMLは韓国のサムスン電子や台湾積体電路製造(TSMC)などの半導体大手からの出資受け入れも検討。ASMLに顧客を囲い込まれれば、ニコンの成長戦略に狂いが生じるのは避けられそうにない。次世代開発に巨費 「(次世代の)『極紫外線(EUV)半導体露光装置』の開発期間を最大2年前倒しできる」。インテルのブライアン・クルザニッチ最高執行責任者(COO)は9日の電話会見で、ASMLとの資本提携に踏み切る意義をこう強調した。 資本提携では、インテルが最大41億ドル(約3200億円)をASMLに出資し、発行済み株式の最大15%を31億ドルで取得する。残り
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