タグ

ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (23)

  • 高齢社会に媚びるマスコミ 経済記事の「災害報道」化 | JBpress (ジェイビープレス)

    未曾有の広告不況に襲われ、マスコミ業界を取り巻く経営環境が厳しさを増している。この不景気で企業が広告費を絞り込む「循環要因」。さらに、広告主が限られた予算を自社ホームページやウェブ広告に重点配分する「構造要因」が加わり、テレビを筆頭に新聞、雑誌の受ける経営ダメージは大きい。 大手マスコミでは企業経営の素人が重役陣を占め、台所事情はかつてないほど苦しい。とはいえ、「第4の権力」として免許制度や再販制度で保護されている業種である。この小さな国で数多くのネットワーク局や全国紙が共存し、依然として過当競争を演じている。 この構図は、大手銀行がひしめき合っていた昔日の金融界の姿と重なる。また、「現場」の思考回路も共通するように思う。つまり「顧客第一」とは決して考えず、来の企業目的を忘れ、ただひたすら目先の収益拡大に邁進する。しかしその戦略の内実は、同業他社との「横並び」でしかない。 その結果、どん

    高齢社会に媚びるマスコミ 経済記事の「災害報道」化 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 「日本の罠」クルーグマンとバーナンキ 「失われた10年」日米比較談義(上) | JBpress (ジェイビープレス)

    野心を抱いた学者の1人が、2008年にノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学教授のポール・クルーグマン。1994年、クルーグマンは外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」に寄稿した。「奇跡」といわれた東アジアの高度経済成長は、生産性の向上がなく、資と労働の過剰投入だけで一時的に達成された幻の成長だと喝破。このため、日のエコノミストの注目を集め始めた。 1998年、クルーグマンは「日の罠」と題する論文を発表し、日の経済不振は日自身が招いた問題だと断罪。その一方で、日の苦境はアジア経済に悪影響を与えていると観察していた。 そして、ケインズ経済学の枠組みを使いながら、クルーグマンは日がいわゆる「流動性の罠」の状況に陥っていると分析した。 通常、市場金利を低くするとおカネが借りやすくなり、民間投資が増えるはずだ。ところがあまりに金利が低くなると、投資のためのおカネの需要に対する供

    「日本の罠」クルーグマンとバーナンキ 「失われた10年」日米比較談義(上) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 10兆ドル米消費に地殻変動 「買う」より「貯める」 | JBpress (ジェイビープレス)

    米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は最近、イーストランドのような全米に広がる「幽霊モール」の特集を組んだ。買い物客の激減でテナントが撤退し、立ち行かなくなるモールは、今年末までに100カ所を超える恐れがあるという。同紙によると、シアーズは5~6月にモール入居店舗など23カ所を閉める。 消費におカネが回らなくなった米経済の異変は、関連する統計に鮮明に表れている。 ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は「景気は底を打った」との見方から、8000ドルの大台を回復していたが、5月13日に冷や水を浴びせられた。この日朝発表された4月の小売売上高が、市場予想に反して2カ月連続の前月比マイナスとなったからだ。前年同月比では実に10.1%も減少している。 その内訳を見ると、幽霊モールの増加もうなずける。衣料・装飾品が6.5%の大幅マイナスとなったほか、家具類は冷え切った住宅市場を反映して1

    10兆ドル米消費に地殻変動 「買う」より「貯める」 | JBpress (ジェイビープレス)