被曝、心配しすぎに注意 不要な検査や服薬で副作用も2011年3月19日12時45分 印刷 Check 福島第一原発の事故の影響で、被曝(ひばく)による健康への影響を心配した人たちが、必要のない検査を求めて専門施設に駆け込んだり、正しい知識のないまま安定ヨウ素剤を服用したりと、混乱が広がっている。専門家は「ヨウ素剤は飲み方によって、効果がないばかりか、副作用もあり危険」と冷静な対応を求めている。 「ここで被曝検査してもらえるって、聞いたんですけど?」 18日午後、高度な被曝医療を行う放射線医学総合研究所(千葉市)の裏門。福島県のいわきナンバーの乗用車から、若い女性が降り、警備員に叫んだ。車内には、家族連れらしき3人が乗り、後部座席には、荷物がぎっしり。その後、車は警備員に案内され、正面玄関に回った。直後にも、いわきナンバーの車が1台到着し、検査について警備員に尋ねていた。 放医研には被曝量を