あらすじ テヘランの街を走るタクシー。その運転手、実は映画監督のジャファール・パナヒだ。ダッシュボードに取り付けたカメラに車中の様子を収めている。彼のタクシーには様々な人が乗り込んでくる。彼のファンだというビデオレンタル業の男、正午までに金魚を泉に戻さなければ死んでしまうと騒ぐ老姉妹、事故で瀕死の重傷を負った男とその妻…。パナヒは途中で姪のハナを迎えに行く。まだ幼い彼女の夢は自慢の叔父のような映画監督になることだ。車中で、パナヒとハナはイランの公開できる映画の厳しい条件について語り合う。イランでは、まだ表現の自由や人権が制限されているのだ。イランの市井の人間模様を描いただけのこの作品もまた、イランでは上映が許可されなかったのだ。 感想 最初は状況がよく飲み込めませんが、途中でこの作品の主演が監督自身であることが明かされます。脚本があるのかもしれませんが、ドキュメンタリーを見ているかのように
![政府による情報統制下のイランから、何とか市井の人々の日常をお届けします…… [人生タクシー] - BASCO's LIFE GOES ON!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8ef4d7dd52b593fb5796e302693308928e3118e5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbasco.tokyo%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F07%2F9b8414f2e63a553d46afe137e4508633.jpeg)