人生はままならない。 あとから振り返って「あの経験があって良かった」「あの出来事が自分を成長させてくれた」と思うことはある。 でも、道を歩んでいる最中は、結果が出ないと苦しいし、辛い。 周りの期待が大きかったりするとなおさらだ。 くじけそうになるし、投げ出したくもなる。 それでも前へ進む。 ただ、愚直に前へ。 そんなサラブレッドがいた。 彼の名はタイキブリザード。 彼はいわゆる『◯外(まるがい)』、外国産馬だ。 産業界やスポーツの世界では外国からやってくる企業やアスリートを「黒船襲来」と称することがある。 日本ならではの比喩なのだろうが、これは日本人とは比べるべくもない大きく強い力を持った者が日本企業や日本人アスリートをことごとく打ち破っていく、そんな姿を想起させる。 当時の外国産馬たちは、黒船に対する“畏怖”とその反面の“憧れ”、その両面で日本のファンに受け入れられていたように思う。 タ
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