一般的な国産壁紙の多くは『ビニールクロス』と言われるもので、表面の素材が「塩化ビニール」で、裏面が「紙」でできています。 また、ロール巾が約90cm程度で、壁紙の両サイドに「ミミ」という印刷されていない部分があるのが特徴です。 今回ご紹介する施工方法では、この「ミミ」をカットして施工します。 従来は、裏の素材が「紙」の国産壁紙は、水分の含み>乾燥によって伸び縮みが大きいため、下地にしっかりと接着する「でんぷん系の糊」で施工するのが一般的でした。 この糊は接着強度が強く、しっかりと施工する事ができるのですが、きれいに剥がすことが困難でした。 今回は、今まで素材の収縮が少ないフリース素材の壁紙でしかオススメしていなかった、水で溶けやすく、剥がしやすい糊【スーパーフレスコイージー】を使って既存のビニールクロスの上から貼ることで、賃貸住宅でも貼って剥がしやすい施工が国産壁紙でも可能ではないかと検証