昔々、あるところにシュウマイが大好きなおじいさんがいたんだって 朝ごはんはシュウマイトースト、お昼はシュウマイ弁当、夜はエビシュウマイとワンタンスープ こんな風に毎日シュウマイを食べていたんだって そのおじいさんがシュウマイの食べすぎでなくなってしまって、まだコロナ禍じゃなかったから家族はお葬式をやったんだけど 出棺の前に最後に挨拶しておこうと棺の蓋を開けると、おじいさんの頭がなかったんだって びっくりして閉じちゃったけど、見間違いかなと思ってもう一度開けると今度は右腕がない 何度も閉め開けするうちにどんどんおじいさんの体が消えていって 最後に開けたときにはおじいさんはどこにもなくなって、真ん中にぽつんとシュウマイだけが置いてあったんだって しかもグリーンピースが乗ってるやつ