NTTドコモは3月25日、電動車椅子や足踏み式自転車などを開発する事業者3社との提携を発表した。新たに「モビリティシェア構想」を打ち出し、現在実証実験中のサイクルシェアから、モビリティシェアへと事業を拡大する方針を示している。 ドコモがサイクルシェアリングを手掛ける理由 記者説明会で登壇したドコモ 取締役 常務執行役員である中山俊樹氏が、モビリティシェア構想を打ち出した背景について説明した。同社はスマートライフ事業を拡大し、携帯電話以外の分野で1兆円の収益を目指している。その中の1つとして環境・エコロジー分野に関する取り組みがあり、同社が力を入れているのがサイクルシェアリング事業なのだという。 「なぜ、ドコモがサイクルシェアリング事業を展開しているのか、という質問はよく頂く」と中山氏が話すように、一見すると通信事業者とサイクルシェアリングは結び付きにくい。だが中山氏によると「サイクルシェア