夜汽車の旅をもう一度--。昨年8月、惜しまれながらブルートレインの歴史に幕を閉じたJR寝台特急「北斗星」(上野-札幌間)の空間を再現した「トレインホステル北斗星」が12月15日、東京都中央区のJR馬喰町駅地上のビルに開業する。報道陣に1日公開された。2020年東京五輪に向けて、訪日外国人の間では安価で長期滞在できるホステルの需要が高まっており、「ここを拠点に、さらに日本各地を巡りたくなるような旅情を感じてほしい」と、担当者は期待している。 【写真特集】再現されたブルトレ空間 7階建てのビルのうち、客室は2~5階を利用する。車両の「オハネ25 531」などの番号プレートを客室の入り口に張り、ブルトレ時代の旅情をほうふつさせた。実際に車内で使われていた2段ベッドやはしご、照明、ドアなどの備品を可能な限り再利用して、寝台車の独特の空間を再現したドミトリー(相部屋)と個室計78床を用意。5階は女