未だに自動操縦技術を確立できていない米国と、最初から自動操縦が基本だったソ連……そして米国のロケットは赤く染まった。 その1 1975年。 アポロソユーズテスト計画により、両国は始めてお互いの技術力について認知することが出来た。 ここで初めてトイレなどの存在を米国は認知したが、それ以上に驚いたものがある。 「ソユーズの操作用パネルが非常にコンパクトでスイッチ類が殆ど無い」 当時のアポロ宇宙船の写真内部を見てもらうとわかるが、スイッチスイッチ、またスイッチ。 指令船内部にいる乗組員は大量のスイッチに囲まれ、これを用いて宇宙船を操縦していた。 アポロ13号ではこれらが大いに活躍して地球に帰還できたことをラヴェル船長が語り、実はアポロ8号ではラヴェル船長のミスによってアポロ13号で行った一連の軌道計算などの機械的データ入力を8号においても行っていたりする。 ちなみにアポロ8号では前述する理由によ
![ソ連の宇宙技術は最強過ぎたのだが、それを西側諸国が完全に理解したのはつい最近だった - 未だに自動操縦技術を確立できていない米国と、最初から自動操縦が基本だったソ連……そして米国のロケットは赤く染まった。 その1](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/995bd502c33e2d4b22b761c887e9c278df584fa8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsbo.syosetu.com%2Fn4343eh%2Ftwitter.png)