鹿児島県霧島市国分清水3丁目の北辰神社境内の池に、金魚約800匹が捨てられているのが見つかった。池では地元住民でつくる「清水ほたる愛好会」がホタルの飼育をしており、米森道明会長(72)は「あまりにも悪質だ」と憤っている。 池は縦2.2メートル、横4.4メートルで深さ15センチほど。12日午前10時ごろ、見回りに来た米森会長が池を埋め尽くす金魚を発見した。体長3センチほどの金魚で真っ赤になっていたという。10日午後に確認した時にはいなかった。 同会は毎年10月にホタルの幼虫を放流し、この時期はえさとなるカワニナを育てていた。金魚は13日午後に会員8人が約2時間かけて網ですくい出し、地元のペット販売業者に引き取ってもらった。 市によると、生活環境美化条例で愛玩動物の適正な管理を所有者に求めているが、金魚は対象外だという。
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