「この文庫がすごい!2005年度版」(宝島社)より。 (作家・伊坂幸太郎さんのインタビューの一部です。取材・文は、友清哲さん) 【伊坂:自分が新潮社でデビューしたからというわけではないんですけど、新潮文庫は背表紙のカラーが作家ごとに決まっていたり、いろいろ工夫されている点が好きですね。 インタビュアー:あ、ホントだ!『オーデュポン(の祈り)』はホワイトですが、『ラッシュ(ライフ)』は水色ですね。 伊坂:一冊目はみんな白と決まっているそうなんですが、二冊目から色が付く。だから今後『オーデュポン』も重版されることがあれば、この水色が付くそうです。 インタビュアー:なるほど! これが新潮文庫における伊坂さんのイメージカラーになるわけですね。 伊坂:何色がいいか聞かれて「薄い青」と答えたら、同系統の色を何パターンか見せてくれて、そこから選ばせてもらったんです。面白いですよね。 インタビュアー:とこ