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ブックマーク / ameblo.jp/shinjuku-moto (2)

  • 『低アル原酒について。』

    先日、低アル原酒について軽く味わいの違いについて書きました。その後、造りの違いも聞かれる機会が多かったので軽く書きます。 ただ低アル原酒については他のお酒と同様にお蔵さんによって手法の違いや、どういう作品に仕上げたいかで設計や考えも違ってきますのでそこはご理解ください。 私が蔵見学や造り手さんの話を聞いた中で説明します。 まずはアルコール低めのお酒を造るにあたり、大きく2つに分けると①濃い酒を造って薄める(加水する)、②軽めに造って原酒で出す…ですね。 重要なのはどちらがいいではなく、どうゆう味を狙ってそうゆう造りをしているかにあります。 結論から言うとどちらでもいいものはできますが、②の後者がみなさんが気になっている『低アル原酒』のことです。 傾向としては、①は生酛や軟質米(雄町が代表例)など延びがきく造りでは、濃いめに造って加水するタイプが多いかなと思います。 製品加水についてですが、

    『低アル原酒について。』
  • 『木戸泉の高温山廃とは?』

    まず簡単に造りには大きく分けて 生もと、山廃、速醸とあります。この違いから説明します。 お酒造りの中で重要と言われている酒母造り「もと立て」。これはお酒造りで必要不可欠の酵母を増やしてあげる行程です。よくお酒の裏ラベルに、9号酵母とか○○県酵母とか書いてありますよね。あの酵母ちゃんが生きやすい環境のもと、増やしてあげる必要があるんです。 なぜ? 米麹の中の麹菌くんがまず米の中にあるデンプンを糖に変えるお仕事をします。 次に酵母ちゃんは麹菌くんが糖化させた糖分をアルコールに変える仕事をしてくれるんです。 さて、酒母(もと)造りに話を戻します。もとの役割には、酵母の培養液であることの他にもうひとつ、酵母の働きにブレーキをかける有害菌を退治するために「乳酸」をたくさん貯えることがあります。 この乳酸がはじめに話した造りの違いのキーマン(・∀・) 生もと、山廃は自然発生の乳酸菌を使用して仕込みます

    『木戸泉の高温山廃とは?』
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