先日、低アル原酒について軽く味わいの違いについて書きました。その後、造りの違いも聞かれる機会が多かったので軽く書きます。 ただ低アル原酒については他のお酒と同様にお蔵さんによって手法の違いや、どういう作品に仕上げたいかで設計や考えも違ってきますのでそこはご理解ください。 私が蔵見学や造り手さんの話を聞いた中で説明します。 まずはアルコール低めのお酒を造るにあたり、大きく2つに分けると①濃い酒を造って薄める(加水する)、②軽めに造って原酒で出す…ですね。 重要なのはどちらがいいではなく、どうゆう味を狙ってそうゆう造りをしているかにあります。 結論から言うとどちらでもいいものはできますが、②の後者がみなさんが気になっている『低アル原酒』のことです。 傾向としては、①は生酛や軟質米(雄町が代表例)など延びがきく造りでは、濃いめに造って加水するタイプが多いかなと思います。 製品加水についてですが、
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