【ジャカルタ=池田慶太】オーストラリア南東部ビクトリア州にあるケープ・オトウェイの国立公園で野生のコアラが増えすぎているとして、同州政府は21日から生息数調査に乗り出した。 今後、2週間かけて300〜400匹を調査し、健康状態が悪いと判断されたコアラは安楽死させる方針だ。 今年3月には、州政府が、同じ国立公園で過去にも、「過密状態にある」として野生のコアラ約700匹をひそかに「間引き」していたことが発覚し、保護団体などから批判が上がっていた。このため、州政府は今回の調査を事前に公表した上で、安楽死させるメスのコアラの子どもについては、引き受ける動物園を募集するという。