日本付近に張り出した高気圧に進路を阻まれていたためで、気象庁によると、温暖な海域をさまよう間に勢力を増しており、今後さらに強まって九州に上陸する恐れがあるという。 台風5号が小笠原諸島・南鳥島の近海で発生したのは7月21日朝。気象庁によると、台風発生から消滅までの「寿命」は平均5・3日だが、5号は4日午後9時で14・5日となった。 発生直後は太平洋高気圧に進路を阻まれ、26日頃まで 楕円 ( だえん ) を描いて停滞した。その後、接近してきた台風6号や、東西から日本列島を覆うように張り出した高気圧などに行く手を阻まれ、南下した。この後、高気圧が弱まって進路が北西に変わり、日本列島に向かって進む通り道ができたため、九州方面に向かう見通しになった。
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