19世紀のリトグラフに描かれた西アフリカのダホメ王国の女性兵士たち。17世紀後半から20世紀初頭にかけて、現在のベナンにあったダホメ王国は、女性兵士のみからなる勇猛な軍団によって守られていた。 かつて西アフリカにあったダホメ王国に、勇猛果敢な女性兵士軍団が実在していた。2022年9月に米国で公開された新作映画『ザ・ウーマン・キング(原題)』の題材になっているほか、架空のアフリカの王国を舞台にした映画『ブラックパンサー』に登場する女性だけの親衛隊のモデルとしても知られている。 ギャラリー:西アフリカ、ダホメ王国が誇った恐るべき女性兵士軍団 画像13点 しかし、ダホメ王国の女性兵士をギリシャ神話に登場する女性だけの部族になぞらえて「アマゾン」と呼ぶのは、植民地主義的であるだけでなく、彼女たちを例外的な女性として見るものであるため好ましくないと、著書に『ウィメン・ウォリアーズ はじめて読む女戦記