大手食品メーカー「明治」の大阪の工場で製造された瓶詰の牛乳から、牛の感染症予防などに使用される医薬品が検出されたとして、大阪府は会社に対して4万4000本余りの回収を命じました。これまでに健康被害の報告はないということです。 回収を命じられたのは大手食品メーカー「明治」の大阪府貝塚市にある工場で製造された、180ミリリットル入りの瓶詰の牛乳「明治牛乳」です。 大阪府によりますと、今月6日に行った保健所による定期検査で、この牛乳から動物用の医薬品「スルファモノメトキシン」が0.02ppmの濃度で検出されたということです。 このため大阪府は食品衛生法に基づき、会社に対して賞味期限が今月13日の製品、4万4577本の回収を命じました。 大阪府によりますと検出された成分は微量で、健康に影響はないとみられるということです。 「スルファモノメトキシン」は牛などの感染症予防や治療に使用される抗菌剤で、食