世界的に優れた建築家に贈られ「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるアメリカのプリツカー賞のことしの受賞者に、建築家の山本理顕さんが選ばれました。 プリツカー賞は、建築界で最も権威のある賞で「建築界のノーベル賞」とも呼ばれています。 5日、主催するアメリカの財団はことしの受賞者に建築家の山本理顕さんを選んだと発表しました。 山本さんは78歳。 今の中国・北京で生まれ、日本大学などで建築を学んだあと、公共の建物や個人の住宅など数々の設計に携わりました。 代表的な建物として国内では、神奈川県の横須賀美術館や、北海道の公立はこだて未来大学、海外ではスイス・チューリヒにある複合施設「ザ・サークル」などがあります。 山本さんの建築は、外壁を広い透明なガラス面にして中が見えるようにしたり、開放的な空間を取り入れたりしていることが特徴の一つです。 財団側はこうした特徴が建物の内側と外側の境界を目立たないように