東京駅には、大きく「丸の内口」「八重洲口」の2つの顔があります。「丸の内」は三菱グループが旧三菱財閥時代から根を下ろし、一大オフィス街を築いてきた、いわば「三菱のお膝元」ですが、丸の内一帯で急速に進む高層化の中、近年では「丸ビル(2002年竣工)」・「新丸ビル(2007年竣工)」に代表されるように、街の”顔”のみならず、1つの”ブランド”ともいえる次世代の「丸の内」を造り上げました。一方、「八重洲口」では、近隣の日本橋を発祥とする三井不動産が、日本橋地区初の大型再開発である「コレド日本橋(2004年竣工)」を皮切りに、八重洲口に直結する形でJR東日本と共同で「グラントウキョウ(2007年竣工)」を開業。丸の内に比べ華やかさに欠けていた八重洲口の印象を大きく変えるなど、話題を呼びました。 八重洲口より日本橋方面を望む(2016年8月11日撮影) 以降、八重洲口では広島発祥のデベロッパーが再開