復興の全体像と具体的な問題 編集──東北大震災の発災から2年半を迎えようとしている現在、被災地では壊滅した社会のレイヤーを復興・復旧するさまざまな取り組みがつづいています。復興における建築家の役割は、被災の度合いや地域の特徴、行政や住民の意識など、多くの要素から導かれる問題に丁寧に対処し、最適な解を見出すことにあると思いますが、そこには都市部の建築設計手法では解くことが困難な課題が山積することも事実だと思います。こうしたなかで東北大学の小野田泰明先生は、発災直後から被災地における建築のハードとソフト、建築家と被災者などを結ぶゲートウェイとして、目的、分析、手段を明確に語り、そのうえで建築の外の領域との協働を図って復興計画を実現してゆく活動を行なってこられました。 そしてその小野田先生が、この2年以上の間の活動のお手本とされてきたのが塩崎賢明先生だということをうかがいました。塩崎先生は神戸大
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く