伊勢丹は、9月に改装オープンする新宿本店の地下2階を10~20代の若い女性をターゲットにした売り場とし、6000円台後半の低価格のオリジナルジーンズなどを販売する。これまで2万円前後のプレミアムジーンズに力を入れていたが、敷居を下げ、百貨店にとって手薄な若い女性の顧客を取り込む。消費者の節約志向に対応し、品ぞろえを広げる狙いもある。 ファッションに強みを持ち、“勝ち組”といわれる伊勢丹の新たな取り組みは業界の注目を集めそうだ。 地下2階は化粧品などの売り場となっていたが、改装を機に10~20代女性向けの衣料品や雑貨の売り場に衣替えすることにした。商品も低価格帯の品そろえを強化し、オリジナルジーンズは、人気ブランドと共同開発した。このほか、強みであるデザイナーブランドとの関係を生かし、手ごろな価格の商品を充実させる考えだ。 若い女性向けの衣料品は、専門店が入ったファッションビルなどに押