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cinemaと*laterに関するGenのブックマーク (2)

  • ジジェクの 『アンダーグラウンド』 評

    哲学としての現象学の教えるところによれば,われわれの知覚の対象は主体がその対象に対してとる態度を通じて形成される.女性の裸体などはそのよい例だが,それは性的な刺激を引き起こすこともあれば,超然とした審美的眼差しの対象となることもあり,科学(生物学)の探究対象ともなれば,極端な場合,飢えた男たちのあいだで料理される餌等になることさえある.これと似たことは芸術作品について語ろうとする場合にもしばしば見受けられる.つまり,政治的な備給があまりに明白すぎて,政治的情念を留保して超然とした審美的態度をとることが,理論上はともかくも,実際には不可能になってしまう場合がそうである. エミール・クストリッツァの『アンダーグラウンド』(1995)の厄介な点もここにある.われわれはこの映画を美学の対象として扱うこともできるし,政治にはセックスに劣らぬ情念が費やされる以上,政治=イデオロギー闘争に賭けられたも

  • IC018 ジャン = リュック・ゴダールの「部屋」 (J)

    60年代から70年代前期までに発表されたいくつかのゴダール映画が,近頃つづけて公開されたりヴィデオ化されたりしている.ここでは,初期から今日に到るまでの彼の作家歴を概観し,過去と現在との接点及び相違点を探ってみたいと思う. ジャン = リュック・ゴダールの作家歴はいくつかの時代に区分けできる.自身が敬愛する映画作家たちの作品やハリウッド製ジャンル映画(フィルム・ノワール,ミュージカル,メロドラマ等)を参照にしつつも同時に当時の映画的な環境のなかで根強く共有されていた「シネマ」の「規範」(撮影所システム的なコード)からの積極的な逸脱として,ゴダールの作家活動は始まったとみてよい.美しいヒロイン(アンナ・カリーナ)を得た彼は,そのヒロインを映画の登場人物にふさわしく仕立てあげること以上に,適度に物語化されたキャラクターという枠組みにはおさまりきれぬ剰余を備えたアクチュアルな対象=存在として捉え

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