1900年には世界の都市人口は1億6000万人で世界の総人口の10分の1に過ぎなかった。ところが21世紀に入った現在、2000年代後半には歴史上はじめて都市人口が世界人口の半分以上に達した(下図)。まさに21世紀は「都市の世紀」である。 都市の定義を行政上の都市区域でなく郊外地域を含めた都市集積地域とするなら、この国連のまとめでは、世界の都市の中で最大の都市は東京(東京大都市圏)である。2014年の東京圏の人口規模3,783万人(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の23区・政令市とその周辺の都市部として定義されている東京大都市圏の人口)は、第2位のインドのデリー2,495万人、第3位の中国上海の2,299万人を大きく上回る巨大さである。 世界の大都市上位10位の中には、ラテンアメリカからメキシコシティーとブラジルのサンパウロが入っている。米国からはニューヨークが第9位に入っている。 アジアで