金融取引における公正(fairness)の概念 本稿は、法学者・経済学者(前田庸、能見善久、神田秀樹、中里実、山田誠一、柳川範之)と日本銀行金融研究所のスタッフが参加した「金融取引における公正(fairness)の概念に関する法律問題研究会」の報告書である。 わが国ではいわゆる「金融ビッグバン」と呼ばれる金融システム改革が進行中である。「公正(fairness)」という概念は、この金融ビッグバンの3原則(フリー、フェア、グローバル)の1つでもあり、今後の金融法制のあり方を示すキーワードということができる。「公正」という語は、法哲学や経済学の分野でも用いられてきたほか、証券取引法や独占禁止法などの制定法においても使われているが、最近では、今後の金融法制のあり方が議論される際にも多用されている。金融環境の変化に伴い規制緩和が進むなか、取引当事者間の権利・義務関係を規律する民法や商法を始めとする
"[Law is] the enterprise of subjecting human conduct to the governance of rules." Susumu Hirano, Professor of Law, Faculty of Policy Studies, Chuo University (Tokyo, JAPAN); Member of the New York State Bar (The United States of America) . Copyright (c) 2005-2011 by Susumu Hirano. All rights reserved. 但し作成者(平野晋)の氏名&出典を明示して使用することは許諾します。 もっとも何時にても作成者の裁量によって許諾を撤回することができます。当ページ/サイトの利用条件はココをクリック。Terms
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