山形大は15日、リチウム電池研究開発施設「xEV飯豊研究センター」(山形県飯豊町)で、センター長からのパワーハラスメントを理由に職員が相次いで退職した問題を調査するため、14日付で「キャンパスハラスメント特別対策委員会」を設置したと発表した。 小山清人学長は10月5日の定例記者会見で「パワハラとして把握していない」と発言。職員組合が「役立たず」などと書き置きされたメモの写真を公表し、対応を求めていた。 この日の会見で小山学長は「写真を見て非常に驚き、調査の必要があると考えた」と説明。パワハラが判明した場合、関係者の処分や再発防止策を取る考えを示した。昨年9月に職員から相談があったのに調査しなかったことについて「パワハラの可能性も考えるべきだった」と述べた。 職員組合などによると、同研究センターでは今年3~5月、センター長からのパワハラを大学側に訴えた男性職員が雇い止めに遭うなど、少なくとも