ガソリン自動車から電気自動車への移行は、まだまだ進んでいないのが現状だ。電気自動車については、やはりインフラの整備が進んでいないのが気がかりである。充電が切れそうという時、どのようにして充電するのか。そして、少ない電気使用量でどれだけ長く走行する事が出来るか。これが電気自動車の課題と言えるだろう。 人と車のテクノロジー2013で、現在の電気自動車の課題に挑戦した車が公開された。電気自動車製造をメインとする日本のメーカー、Sim-Driveが開発した電気自動車「SIM-CEL (シム・セル)」である。まず目に飛び込んでくるのが、そのビジュアルだ。非常に独特なボディラインと、色使いが未来感にあふれ、クールである。 SIM-CELはデザインだけではない。「突き抜ける加速感」を味わう事の出来る電気自動車なのだ。電気モーターの構造を徹底的に見直す事で、性能アップに成功し0-100km/hまでわずか4