【11月10日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で紛争が始まって以来、アマル・ロバヤさんは毎朝8時に家族で避難している国連(UN)の学校を出て、食料を探しに行く。 「朝起きて最初に考えるのは、きょうはどうやって子どもたちに食べさせるかということです」とAFPに語った。夫、子ども6人、義理の娘、そして孫2人が待っている。 ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)がイスラエルを奇襲した先月7日以来、ガザは報復を宣言したイスラエル軍の絶え間ない砲撃にさらされている。 このため、ロバヤさんの家族を養うための日々の外出は命がけとなっている。 学校から自宅へ向かう途中の南部ラファ(Rafah)のシャブラ(Shabura)地区で、食料を求めてがれきの間を丹念に探り、パン用の小麦粉を持っている隣人がいないか探す。 息子のスレイマンさん(24)は朝一番で近くのベーカリー