橋下徹大阪市長が代表を務める「日本維新の会」とみんなの党が、次期衆院選の選挙協力や連携に向けた協議を再開することになった。維新の松井一郎(大阪府知事)、みんなの江田憲司両幹事長レベルで行うのがポイント。みんなの渡辺喜美代表の発信力が弱まり、第三極勢力を牽(けん)引(いん)したい橋下氏の警戒が解けたことが大きな要因だが、維新の勢いに陰りが生じ、全国規模の候補者擁立が難しくなってきたとの事情もある。 日本維新の候補者選定委員長となる竹中平蔵元総務相は6日、テレビ東京の番組で「みんなの党が掲げる政策は『維新八策』とほとんど同じだ。政界再編への触媒を維新とみんながやってほしい」と述べ、両党の選挙協力に期待を示した。 維新とみんなの関係が冷却したのは、8月20日に渡辺氏が大阪入りし、橋下、松井両氏と会談したことがきっかけだった。 表面上は、合併をめぐる見解が一致しなかったためとされる。しかし、もとも