研究開発において、人の能力が重要であることは言を待たない。しかし、人の性格も同様に大事であることは見逃されがちである。研究開発は1人でしていることは少なく、人と協業する場面が多い。むしろほとんどといっても良いかもしれない。このため、普段からアンテナを張り、自分との相性を含めて能力があり性格的にも確かな人を探しておき、知遇を得ておくことは肝要である。この人脈がその人の財産となり、その人の大きさを決め、その大きさは仕事の大きさにつながっていく。 能力は判断しやすく性格は判断しにくい 人の能力は、「どこそこの何々さんが優秀」といった具合に評判が聞えて来ることが多い。しかも、能力は客観的なので、比較的、判断しやすい。一方で人の性格は、評判になること自体が少なく、しかも噂になっても間違っていることが多い。加えて自分との相性という主観的な面もあるから、自分で確かめる以外に確認する良い方法がない。その上