8日夕方、緊急地震速報が発表されたにもかかわらず体に感じる揺れが観測されなかったことについて、気象庁の橋田俊彦地震火山部長は午後6時すぎから記者会見を開き、「予測が過大となり、広範囲にわたってご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません」と陳謝しました。 そのうえで、速報が発表された原因について、橋田部長は「午後4時56分ごろに、和歌山県北部でマグニチュード2.3の地震が発生したのと同じタイミングで、三重県沖の海底に設置されている地震計が地震とは異なる「ノイズ」と呼ばれる電気的な雑信号を捉えた。このノイズを地震の揺れとして計算してしまった結果、震度を過大に予測し、広い範囲に緊急地震速報を発表した」と説明しました。