有料サービスは死亡した会員をどうやって知り、どう処理する?:古田雄介の死とインターネット(1/3 ページ) 無料のブログサービスやSNSなどの場合、利用中の会員が死亡しても、自発的に特別な処置をとるサービス事業者は今のところ少数だ。第1回と第3回で伝えた通り、遺族などから連絡がなければ、その痕跡は生前と同じようにネットに存在し続ける可能性が高い。では、定期的に料金の支払いが発生する定額制有料サービスの場合はどうだろうか。 定額制サービスの支払いには、預金口座やクレジットカードなどからの自動引き落としがよく使われるが、本人が亡くなると間もなく口座は凍結されてしまう。連動してクレジットカードも使えない状況になる。手動振り込みやネット通貨などを使った支払いを選んでいる場合でも、本人と口座という原動力が絶たれるので結果は同じ。つまり、無料サービスのように「本人や周囲が困らないなら生前通りで」という