大学に来てから、職業柄か、何となく研究探究心が強くなったような気がしている。自分の専門は電子情報工学であるが、社会学にも結構関心が湧いてくるのが不思議だ。社会学と言えば、人間社会の営みを研究するものである。 人間社会の営みといえば、やはり大きくお金が動く分野がまず注目される。国家を支えるような産業分野は研究がさかんなので置いておくとして、興味が湧くのは娯楽産業である。あまりに怪しげなものは除くとして、きちんと管理がなされている代表的な娯楽産業の市場規模は、パチンコ:19兆円、競馬:2兆円、ゴルフ1.7兆円、キャバクラ:1兆円、カラオケ:4千億円となっている。 キャバクラには1兆円の市場規模があるのだから、当然、学術的な調査・研究論文があってもよさそうに思うのだが、案外と見あたらないようだ。(それほど本気で調べた訳でもないが) そうした中で、京都大学の社会学の女子大生(北条かやさん)が、修士