勢いのある新興企業が急速に成長するときには、天井に頭をぶつけるまで伸びる傾向がある。 そこまで来ると、今度はやりにくい段階に入り、説明しにくい決定を下すようになる。たくさんのお金をどれだけ早く使うかという「バーンレート(資本燃焼率)」のことではない。むしろ、「燃え尽き&内部崩壊率」とでもいうものだ。 このパターンはあまりにもありふれている。自身の焦点にこだわっていたアグレッシブな企業は、予測もしていなかった分野に手を広げ始め、おそらくは何件かの超高額買収を行うだろう。これまで何度も言われてきたように、そうした異例の決定が下されるようになったとき、問われるのは「誰がこんなことを考えたのか?」ではなく、「誰がこんなことを承認したのか?」であるべきだ。 この発展の後期段階で、わたしは普通ならGoogleはそのような段階を超えたところまで成長したと考えるところだが、最近の2つの事件から、同社の伝説