特許の検索とか実際のドキュメントの入手は、製薬業界(特に研究や事業開発)では必須のスキルというかツールというか、とにかく避けて通れないものです。特許というのは国ごとに申請、認定されるもので、医薬に関わる重要なものは基本的に必ずUS、EU、日本には出願されます。通常は自国に最初に出願し、それから1年以内に日本だと優先権主張、アメリカだとnon-provisionalという形でPCT出願という複数国を一括した出願が行われて、さらにその後、翻訳を含め各国への国内移行という形になっていきます。 特許出願された内容は、取り下げとかせずに上記のプロセスを経ていくと、最初の出願からおよそ18ヵ月後に自動的にpublishされます。この時点で公開情報となります。PCT、US、EUといった出願の公開情報は、それらを検索できる数々のウェブサイトがあり、使い方も簡単で、あっという間にPDFファイルをダウンロード