新連載の本コラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日本のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 トヨタ自動車の「カローラ」が、10月にマイナーチェンジされた。それで最近、よくカローラ店からのチラシやダイレクトメールを見掛けるようになった。僕は「車は“下駄”」と考えるタイプの人間なので、実用性が高いカローラは長年のお気に入りでもあった。 そのカローラのチラシを見ていて、ふと、最近は時代が変わったのだなと感じた。 どうしてそう思ったかというと、ワゴンタイプの「カローラフィールダー」が“主役の座”を勝ち取っていたからだ。かつての主役であったセダンタイプの「カ