宗像 誠之 日経ビジネス記者 日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。 この著者の記事を見る
格安SIMと呼ばれる低価格なSIMカードを販売するMVNOは、一部の例外はあるものの、ドコモから回線を借りていることがほとんどだ。借りているのは回線だけではない。日本では、SIMカードそのものもドコモから貸与されている。端末側からは、ドコモなのかMVNOなのかの見分けがつかない。連載の第4回で紹介したように、端末に挿すと「docomo」と表示されるのも、そのためだ。 第5回ではSIMフリー端末を紹介したが、正規販売にこだわらなければ、ドコモ端末の利用も可能になる。一部のMVNOでは、ドコモ端末に挿した際の検証結果も公表している。今回は、ドコモ端末の買い方と注意事項を紹介する。 MVNOのSIMカードは、多くがドコモから借りており、SIMカードのデザインもそのままで、ドコモのロゴが入っている。端末側からは、ドコモのSIMカードと認識される。つまり、MVNOのSIMカードを使うにあたっては、S
今回テストに使用した各社のSIM。いずれもNTTドコモのMVNOなのでSIMは同じ。どれがどれだか分かりにくい。できれば提供事業者ごとに色分けなどしてもらいたいところ 2013年ごろから、MVNO事業者による「格安SIM」が話題に上ることが増えてきた。MVNOとは、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルなどの通信事業者からネットワークを借り受けてサービスを提供する事業者のこと。大手通信事業者が提供していない独自の料金体系で通信サービスを提供しており、用途に合わせて料金が節約できたり、対応したキャリア端末や、SIMロックフリーのスマートフォン・タブレットなどに差し込むことで、機種変更した後の古い機種を再度有効活用したりできる点が注目を集めている。 格安SIMの特徴は、提供しているMVNO事業者によって多少の差はあるものの、基本的には月間で数百Mバイト~1Gバイト程度、または1日数十Mバ
日本通信が、8月中にSIMロックフリーのiPhone 4などで利用できるmicro SIMを発売すると発表し、話題になっている。現状では情報があまりにも少ないが、必ずしも万人が恩恵にあずかれる製品ではないことは理解しておきたい。 8月23日の発表会で、通信速度はiPhone 4に最適化されていること、月額基本料が6260円(通話サービス基本料980円、1050円分の無料通話付き/定額データ通信5280円)で、SIMフリーのiPhone 4を別途入手する必要があることなどが明らかにされた。 →日本通信がiPhone 4向けmicro SIM発表 FOMA網「フル活用」&テザリング対応 →ドコモの半額で“快適な通信”を――iPhone 4専用micro SIMの新ビジネスモデル →プラチナサービスの「iPhone 4」はどれだけ速い? 日本通信が8月中にも「SIMロックフリー版」のiPhone
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