7日投開票された東京都知事選は史上最多の56人が立候補、このうち上位3人を除く53人は得票が有効投票数の1割未満となり、供託金没収の対象となる。1人当たり300万円で、総額は1億5900万円。これまでの最高記録は前回令和2年の都知事選の19人、総額5700万円だった。最高記録を更新することになる。 現行の公職選挙法では、選挙を利用した売名行為を防ぐ目的で供託金制度が設けられている。知事選の場合は1候補者につき300万円をあらかじめ供託し、得票が有効投票数の1割未満であれば供託金は没収され、都に納められる。 都選管によると、8日未明に確定した今回選挙の有効投票数は682万3242票で、1割の「没収点」は68万2324・2票だった。 このため、当選した小池百合子氏(291万8015票)と2位の石丸伸二氏(165万8363票)、3位の蓮舫氏(128万3262票)を除く53人は、供託金没収の対象と