県内の今年4~6月の外国人宿泊者数(従業員10人以上の施設)が、前年同期からほぼ 倍増の15万7200人に上ることが、観光庁の宿泊旅行統計調査で分かった。県観光局は 「静岡空港の開港と、現地での商談会やメディアによる誘客プロモーションの成果が表れた」 と、評価している。 調査によると、4~6月期の外国人の延べ宿泊者数は、前年同期の8万490人から7万 6710人増加。伸び率は95・3%増で、全国平均(55・4%増)を大きく上回った。 観光庁は本年度から、調査対象を従業員数9人以下の施設にも拡大。これによると4~6月 期の日本人を含む県の延べ宿泊者数は434万9830人で全国5位、うち外国人は16万 7680人で、全国9位となった。 外国人の国籍別でみると、従業員10人以上の施設では、中国が5万6910人(前年同期 比113%増)と最多。続いて韓国が2万3510人(同257・3%増)で大幅な