動物薬用・歯周病を対象にしたインターフェロン入りイチゴを植物工場内で生産。治験データを収集し年内に医薬品として申請予定 産業技術総合研究所の北海道センターでは、床面積が約291平方メートルの「医薬製剤原料生産のための完全密閉型・植物工場」にて、水耕栽培によってイチゴやイネ、ジャガイモなど遺伝子組換え植物の栽培実験が行われている。そして、本センターでは、免疫の活性化に役立つタンパク質「インターフェロン」を含むイチゴが栽培できる新技術について、動物薬用を対象に平成23年にも医薬品として承認申請に踏み切る方針で準備を進めている、という。 今回の研究は、産総研・北海道センターが保有する特殊空調などで外部と遮断され、遺伝子組み換え植物の栽培や医薬品の生産を可能とする「植物工場」で進められた。実用化されれば、抗がん剤などとして用いられる高額なインターフェロンが安価に提供される可能性がある。同施設は、ホ