>登場人物としての女性を豊かな語彙、表現力で以って妖艶に、魅力的に(いやらしく、でも良いですね。)描いてある文学小説をお教え下さい。 ◆比較的古い名作 ○泉鏡花「眉かくしの霊」:語彙・表現力・妖艶・魅力の諸条件を高い次元でクリアしています。やや筋運びには難がありますが、それも鏡花のシュールな魅力です。とにかく、一押しの古典的名作。 ○泉鏡花「高野聖」:言わずとしれた名作で、妖艶な女主人公の誘惑に堪えられなかった男たちは次々と彼女の魔力によって異類に変えられてしまうという怖いお話。男はバカだから、たとえ畜生の身に変わり果てようとも彼女の犠牲にされたがるものです。 ○夏目漱石「草枕」:那美という美しい出戻りの女性と彼女の妖しい魅力に翻弄される画家とのやり取りを描いた作品。漱石先生、意外にも目鼻立ちの整った、聡明で妖艶、かつ男をタジタジとさせる女性がお好みだったみたい。他には「三四郎」の美禰子も