2022年1月13日のブックマーク (2件)

  • 妖艶で魅力的な女性が描かれている文学小説

    >登場人物としての女性を豊かな語彙、表現力で以って妖艶に、魅力的に(いやらしく、でも良いですね。)描いてある文学小説をお教え下さい。 ◆比較的古い名作 ○泉鏡花「眉かくしの霊」:語彙・表現力・妖艶・魅力の諸条件を高い次元でクリアしています。やや筋運びには難がありますが、それも鏡花のシュールな魅力です。とにかく、一押しの古典的名作。 ○泉鏡花「高野聖」:言わずとしれた名作で、妖艶な女主人公の誘惑に堪えられなかった男たちは次々と彼女の魔力によって異類に変えられてしまうという怖いお話。男はバカだから、たとえ畜生の身に変わり果てようとも彼女の犠牲にされたがるものです。 ○夏目漱石「草枕」:那美という美しい出戻りの女性と彼女の妖しい魅力に翻弄される画家とのやり取りを描いた作品。漱石先生、意外にも目鼻立ちの整った、聡明で妖艶、かつ男をタジタジとさせる女性がお好みだったみたい。他には「三四郎」の美禰子も

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  • 第2回 あの「エルフ語」はなぜ、どのようにつくられたのか

    信州大学人文学部の伊藤盡教授(英米言語文化)は、広義には「英語の先生」で、英語史、中世英語、北欧語文献学などを専門にしている。もっと詳しく書くと、『指輪物語』のエルフ語の研究者(あるいは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフ語の吹き替え監修者)で、市民向けに「エルフ語講座」を開いてくれたり、「エッダ」として伝えられる北欧神話、バイキングの活動を含む北欧の人々の伝承が今に伝わる「サガ」、北欧の古い文字であるルーン文字で書かれた石碑などにとても詳しい不思議な広がりを持った研究をしている先生だ。 前回、伊藤さんが、幼い頃から「ここではないどこか」に惹かれ、その場所がなぜか北欧であるとまだ幼い頃に直観した話を聞いた。また、意味が分からないただ呪文のような言葉の連なりに惹かれるものがあり、言語と神話をまるまる創造したJ・R・R・トールキンの研究へと進んだ。その言語は「エルフ語」として知られ、神話

    第2回 あの「エルフ語」はなぜ、どのようにつくられたのか