区間推定は、標本の統計量を元に、母集団の平均などを、幅(区間)を持たせて推定する統計学の手法です。この推定した幅を「信頼区間」と言います。例えば、100万本のネジの長さの平均のように、母集団が大きい場合でも、区間推定を使えば、すべてのネジの長さを測らなくても、平均を推定することが出来ます。そこで今回は、母平均(母集団の平均)の信頼区間の求め方を、出来るだけ分かりやすくまとめてみました。 例題 とあるネジ工場で働くワン太郎は、上司から「型番Aのネジの長さの平均を調べておいて、急ぎだから今日中ね!」と頼まれました。しかし、型番Aのネジは100万本以上あり、しかも遠方の倉庫に保管されているため、ワン太郎の手元には、型番Aのネジが「10本」しかありません。(以下、型番Aのネジを単純に「ネジ」と表記します) またいつもの無茶振りだよ、、困ったなあと、ワン太郎は思いながら、とりあえずネジ10本の長さを
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