慶応義塾大学から名誉博士号を受けた「U2」のボノさん=27日、東京都港区三田、高山顕治撮影 アイルランドのロックバンド「U2」のボーカリスト、ボノさん(48)が27日、慶応義塾大学から名誉博士の称号を受けた。ライフワークとして取り組んでいるアフリカ人道支援の活動が評価された。 授与式後、ボノさんは約1千人の学生を前に、同大の創立者福沢諭吉が掲げた「実学精神」を引き合いに「私は大学は出ていないが、知的好奇心がある。なぜ10億もの人が1日1ドルで暮らさなければならないのか、それを理解しようとすることがジツガクだ」と講演。「皆さんの力でアフリカの極貧状況を変えられる」「世界は日本のもっと大きな関与を求めている。ぜひ政治家に働きかけて」などと呼びかけた。
国立大授業料、私大並みに 財務省、5200億円捻出案2008年5月19日21時57分印刷ソーシャルブックマーク 財務省は19日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で、国立大学予算で授業料引き上げなどによって最大5200億円を捻出(ねんしゅつ)できるとの試案を発表した。生まれた財源を高度な研究や人材育成、奨学金の拡充に充てるべきだとの主張も盛り込んだ。国から国立大に配る運営費交付金(08年度予算で約1兆2千億円)の増額論議を牽制(けんせい)する狙いがあると見られる。 試案は、授業料を私立大並みに引き上げることで約2700億円、大学設置基準を超える教員費を削ることで約2500億円の財源を確保できるとしている。「義務教育ではないので、一般的な教育自体のコストを(税金で)補填(ほてん)することには慎重であるべきだ」とし、「高等教育の機会均等は、貸与奨学金での対応が適当」とした。 財政審の西室泰三
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