世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫) 作者:穂村 弘 小学館 Amazon また穂村弘の話をしてる……。 というくらい穂村弘の本を読んでいるが、とりあえずこれで一休みだろうか。 しかし、暗い回転寿司の写真だ。とはいえ、おれが借りたのは文庫ではなくソフトカバー版であって、もっとギトギトにフィルターがかかっていて、寿司は高速回転している。 それはどうでもいい。それにしても、いいタイトルだ、『世界音痴』。「ああ、そうだ、おれも世界音痴なんだ」と思った。単なる音痴でもあるけれど。あ、カラオケ行っても軍歌しか歌いません。昭和のじじいだぜ。 少し気になったところをメモする。 本のタイトルになっている「世界音痴」というエッセイはこのように始まる。 飲み会が苦手である。 右隣の人と話していいのか、左隣の人と話していいかわからない。トイレに立った人の席にべつの人が「自然」に座ったりしている。寿司屋のカウンターも