ハウステンボスに再生支援機構活用案 起死回生、最後の切り札 黒字化、出資比率…課題も 2010年2月2日 01:53 カテゴリー:経済 大詰めを迎えるハウステンボス(長崎県佐世保市、HTB)再建問題で、企業再生支援機構を活用する案が急浮上した。支援候補のエイチ・アイ・エス(東京、HIS)は、多額の施設修繕負担が必要となる見通しから支援断念に傾いた。機構の支援が実現すれば起死回生策となるが、残された時間は少なく、支援条件などのハードルも高い。今後の課題を探った。 伏線はあった。HIS首脳は1月29日、地元の国会議員と面会した後、「国が動けば(断念の)判断を延ばすかもしれない」と発言。翌30日、前原誠司国土交通相の口から機構案が飛び出した。 佐世保市や長崎県が修繕費を肩代わりするのは事実上、困難。出資や融資ができる機構の活用は最後の切り札といえる。 ただ、前原氏はあくまでも観光行政を担当する