東北電力は来年2月に計画していた宮城県の女川原子力発電所2号機の再稼働について、追加の安全対策工事に時間がかかっていることから、再稼働を来年5月ごろに延期すると発表しました。 これは東北電力の樋口康二郎社長が28日の定例記者会見で明らかにしました。 それによりますと、女川原発について来年2月の再稼働に向けて安全対策工事を進めてきましたが、去年、ほかの原発で明らかになった火災防止対策の不備を受けて自主的に行っている追加工事に時間がかかっていることから再稼働の時期の延期を決めたということです。 具体的には国の最終的な確認を受けながら ▽来年3月ごろに原子炉に核燃料を入れたうえで ▽5月ごろに再稼働させる方針です。 東北電力は28日、工事計画の変更届などの関係する書類を原子力規制委員会に提出しました。 樋口社長は「原発の安全向上の取り組みを着実に進めるとともに、安全確保を最優先に効率的な工事に努