日本人の実に7割がかかっているとも言われ、歯を失う原因としては虫歯より多いのが歯周病。歯の感染症というだけでなく、糖尿病や心疾患の原因になるともいわれ、ことし1月にはアルツハイマー病との関連を指摘する論文も。歯周病の予兆にできるだけ早く気付きたいと思う人々の関心を背景に今、ビジネスが動き出しています。(大阪放送局記者 甲木智和) 「日本にはコンビニより歯科医院が多いと言われるのに、口の中は海外の途上国で暮らす人たちと大差がないー」そう話すのは、大阪の歯科医師、竹山旭さんです。 日本では虫歯になって初めて歯科医院にかかることが大半で、予防を目的とした歯科医療が遅れている-。ミャンマーでボランティアに参加した経験がある竹山さんは日々の診療で患者に接するたびにその思いを強くしたそうです。