アフガニスタンの首都カブールで31日午前8時25分(日本時間午後12時55分)ごろ、大爆発があり、大勢が死傷した。大統領府や各国大使館が並ぶ地区で起きた。アフガニスタン保健省によると、少なくとも90人が死亡し、約400人が負傷した。ドイツ大使館の警備員とBBCアフガンの運転手も死亡した。日本大使館の職員2人は軽傷を負ったという。 爆発現場は、市内中心部のザンバク広場にあるドイツ大使館の近く。現場から数百メートル離れた建物も、窓ガラスが割れドアが吹き飛ばされるなど、爆発の勢いで損傷した。広場周辺には各国の大使館や官公庁が立ち並ぶ。朝のラッシュ時間を直撃した爆発で、被害者のほとんどは現地の民間人。米国大使館で受注業者として働いていた米国人11人も負傷した。