「ありがとう」 鳴り止まぬスタンディングオベーションのなか、東山紀之(57)は何度も頭を下げ、客席に別れを告げた。 11月23日、東山の主演舞台「チョコレートドーナツ」が名古屋市で千秋楽公演を迎えた。東山は旧ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題をうけて、年内で芸能活動を引退し、SMILE-UP.の社長業に専念する。この日が俳優としてのラストステージだった。 東山は‘85年、少年隊のメンバーとしてデビューして以来、音楽活動や俳優業、司会業、タレント業など幅広く活躍してきた。そのため、いまだ《引退は、残念過ぎる!》《これで終わるなんて残念。引退だなんて勿体ないよ》《引退なんてもったいない。絶対現役で続けてほしかった。見れなくなるのはとても残念です》と惜しむ声が後を絶たない。 9月に開かれた会見で被害者と向き合う姿勢を示す中で、「夢や希望を握り潰された彼らと夢を諦めた僕とで、し